パノラマデータインサイトが2021年12月27日に発表にしたレポートによるとファクタリングサービスの世界市場は2030年に「73億ドル(8400億円)」に拡大するそうです。
ファクタリングサービスは年「8.5%」の成長率
パノラマデータインサイトのレポートではファクタリングサービスの世界市場での売上は2020年には「32億5000万米ドル(日本円でおよそ3670億円)」でした。
今後2021年から2030年までに年率平均「8.5%」の成長を続け2030年には「73.4億米ドル(日本円でおよそ8400億円)」の市場規模になると予想しています。
世界ではファクタリングサービスという資金調達の方法がどんどんメジャーになっていくのですね。
もちろん日本でもファクタリングサービスは以前よりかなり一般的になり始めています。地銀やメガバンクもファクタリング業者と提携を結び始めています。
なぜ今後ファクタリングサービスが成長を続けるか?
世界のファクタリング市場の成長の要因は2あります。
ファクタリング業界成長2つのポイント
- 新興企業の増加
- 増加するファクタリング企業
この2つのポイントがあります。
新興企業の増加
世界ではITやインフラの整備や資金調達の簡易化などの理由で近年スタートアップ企業が急増しています。
アメリカはもちろんの事インドやインドネシアなどでもスタートアップ企業が非常に増えております。
スタートアップ企業は信用面から資金調達が十分に出来ないケースも多いのでファクタリングという資金調達の気軽さから取引額が増えております。
増加するファクタリング企業
世界のファクタリングサービスの売上が増加するもう1つの理由は「ファクタリング企業の増加」です。
ファクタリングサービスの需要増加に合わせてファクタリングサービスを提供する企業も増えております。
日本でもメガバンクや地銀と提携しサービスを拡大させております。
新型コロナウィルスのファクタリングサービスへの影響
世界のファクタリングサービスは新型コロナウィルスによって多少の影響を受けております。
特にサプライチェーンの断絶が金融商品やサービスに対する市場の需要と相まって世界のファクタリングサービス業界の一時的な原則をもたらしました。
しかし一方で新型コロナウィルスによる売上の減少による資金調達需要は高まっていますので最も手軽でスピーディーに出来る資金調達であるファクタリングのニーズは引き続き高くなっています。
まとめ
世界のファクタリングサービスは今後2030年まで持続的に成長していくことは間違いないでしょう。
日本でもメガバンクや地方銀行などもファクタリングサービスを提供し始めていますので今後更に取引額が増加します。
経営者として必要な事はこういった情報をいち早く知り万が一の際の資金調達の選択肢として持っておくことです。